CTスキャンデータをもとに製作されたSurgery Training Modelシリーズは、実際の手術に近い状態で切開や吻合のトレーニングが可能なドライラボ用モデルです。
当製品は、実際の完全型房室中隔欠損症(Complete AVSD)のCTデータをもとに実寸で再現しています。AVSD心臓部(※1)とスタンドB(※2)、縫合糸整理ホルダーがセットになっています。
※1 AVSD心臓部は、心房パーツと心室パーツ(弁シート1枚付属)で構成されています。それぞれ単品でご購入いただけます。また、弁シート3枚セットも、ご用意しています。
※2 AVSD心臓部には、2022年2月末までにご購入されたスタンドBはお使いいただけません
仕様
AVSD心臓部 心房パーツ |
W55 mm × D53 mm × H15 mm
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AVSD心臓部 心室パーツ(弁シート1枚付属) |
W55 mm × D53 mm × H35 mm
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スタンドB |
W85 mm × D85 mm × H15 mm
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縫合糸整理ホルダー |
R149 mm × H32 mm
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素材 |
軟質ウレタン
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監修者のコメント
成人心疾患(弁膜症や冠動脈バイパス手術)ではブタの心臓を使用したウェットラボでのトレーニングが可能ですが、先天性心疾患では三次元的な再構築を行わねばなりませんので、正常心であるブタ心臓でのシミュレーションはあまり役立ちません。また、小児心臓はサイズが小さいため、大きなブタ心臓では細かい縫合の再現は出来ず十分なトレーニングとはなりません。ウェットラボはいつでも出来るものではなく、個人でできるものではありませんので、限られた機会と限られた時間でしか経験できず、満足なトレーニングを積むことは出来ませんでした。しかしながら、外科医という激務の合間に練習できるようなモデルは少なく、さらに複雑な先天性小児心疾患の手技トレーニングモデルは存在していなかったのが実情です。このような状況を打開すべく、「Surgery training model」開発の監修を行いました。Surgery training model はドライラボモデルですので場所を選ばず、トレーニングが可能です。多くの若手及び中堅医師の手術手技向上につながれば幸いです。